空色の本

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ギャラリー苑工房

前の日記『倉敷美観地区』のつづきです。

苑(えん)』さんは、
小さい頃から、よく母に連れて行ってもらったお店です。
今は、40年くらいになるそうです。
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自然のものを、そのままブローチやイヤリング、ペンダントなどに
したものがたくさん置いてあります。
本物の植物からできているので、すべてひとつしかありません。

この写真は、左から
『紫陽花』『梅花空木』『さんきらいの実』です。

本物の色なので、いずれは消えてしまうのですが、
また、消えた後も味があって、きれいだったりします。

とくに、さんきらいは木のような濃い茶色になってきれいです。

今回訪れたときは、苑さんがお休みで、
姉妹店のサイジさんが開いていたので、そこへ行きました。

お店の方と、色々お話をしながら選んでいるとき、
そっと奥から『梅花空木』のペンダントを出してくれたとき、
とてもなつかしい気持ちでいっぱいになりました。




当時苑さんには、今はもういらっしゃらないけれど
職人気質のおしゃれなおじいさんとおばあさんがいらして、
お店に来るお客さんをじっと観察していて、いい作品は中々表へは出さない。。。
でも、この人は。。。というお客さんには、
「こんないいものがあったんだ!」というような作品を奥から出してくる。。。

本当に自分の作品に、いい意味でこだわりをもっていた方たちだなと
子どもながらに感じていました。

お店に入ると、丸太で作られた木の椅子が置いてあって、
わたしは、そこでぶらんと腰掛けて母が選ぶのを待っていました。

初めの頃は、母に対して、
「そんなちゃらちゃらしたもんつけて、あっとらん」と厳しかったおじいさんが、
「あんたはさすがにいいのを選ぶ」と母をほめたりなどして、
だんだんと温和になっていき、本当はとても情が深く優しい人だったのだなと
気がついたのは、少しだけわたしが大きくなってからのことでした。

だんだんとアクセサリーに興味を持ち出すと、
「どれがほしい?」と聞かれ、孫のように思ってもらえていたのか、
お店に行くたびに、可愛いものをプレゼントしてもらえるということがありました。

今はもういらっしゃらないので、作られていないけれど、
ユニークな木彫り職人さんの作品が本当に大好きで、
最後の方に残っていたものや、母からもらったものなど手元に置いています。
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ずっと使い続けると、もっと深い光沢が出てきて、
石のようにぴかぴかになるのですが、
あまり使わず大事に飾っているので、
わたしのはほとんど色が変わってません。

他には、皮細工のものもあります。
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同じものはないので、一期一会とか、ご縁とか、
そういったものを感じさせてくれます。

あと身につけていると、とても穏やかな気持ちになるのも、
このお店の言うとおり、
『自然からの賜物(おくりもの)』だからなのかもしれません。

*ギャラリー苑工房WEBサイト*
ここがお休みだったら近所にある『サイジ』さんまで行ってみてください。
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by sorairobook | 2006-07-16 23:12 | おでかけ