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空色の本

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わたしのこと

最近、色んな本に出会って、そこに書いてある自分の性質を読んでいくと、
「あれ?わたしって、そうかもしれないな」と思うことが多々あって、
自分はこうだと思い込んでいたウロコみたいなものがポロポロと
はがれ落ちていっている感じがする。

そうすると、目の色が澄んで明るく変わってくるという経験をした。

見ようとしてこなかった自分の中で影を落としていた部分。
それは、わたしはとても近寄りがたい人間なのではないかという考え。
自分は恐くて暗い雰囲気をしていると思い込んでいたところがあって、
そうではないのかもしれないなと思い、他の人に聞いてみると、
「とんでもない」と言われたりした。

『どこから、そんな考えになったのだろう?』と
振り返ってみると、人から深く傷つけられて誰も信じられなくなったとき、
強い自分で人を警戒して寄せ付けなくしていたときの目線が、
そのままのなごりとして残っていて、暗く影を落としてしまっていたのだなと気が付いた。

もう、過去のことだからと忘れていたことでも、
一人になったときなどに鏡を見ると、ふと浮かび上がってきたりする。

でも、これは、もう終わったことなのだと、
わたしの今の雰囲気をよく見て目線を切り替えてみると、
まったくちがった明るさに見えてきた。

自分はこうだという思い込みを手放すと、
自分の目線って変わってくるものなのかもしれないなと感じられた。

前世ソウルリーディング―あなたの魂はどこから来たのか
ジャン スピラー Jan Spiller 東川 恭子 / 徳間書店
by sorairobook | 2005-09-09 14:33 | 癒し